建築を中心に、家具から橋まで多彩なスケールをデザイン

私たちが暮らす環境は、小さなスケールのものから都市的スケールのものまでさまざまなもので成り立っています。わたしは住まいや商業施設など建物の設計を中心としながら、橋梁や道路といった土木構造物から、身近な家具まで、多様なもののデザインを手掛けてきました。スケールや分野を超えて、人の生活を支えるハードウェアを本質的に掘り下げてデザインする、それが建築家の仕事だと考えています。そして完成したものが、人々の暮らしを快適で豊かにし、とりまく環境を美しくしていくことを目指しています。

●プロフィール／1964年福岡市生まれ。九州大学工学部建築学科卒業、東京都立大学大学院修士課程修了、コロンビア大学大学院修士課程修了。92年NYにマツオカ・ワン・アーキテクツを設立し、アメリカ、日本、台湾で活動。2000年より福岡を拠点とする。02年スピングラス・アーキテクツに改称。07年、東京電機大学未来科学部建築学科准教授就任。●実績／テルツェット、カレスピラル、Duo East/West （以上集合住宅）、247（商業施設）、新北九州空港連絡橋、ワンストロークテーブルI、II（家具） ●所属団体／（社）日本建築家協会、（社）日本建築学会●受賞歴／92年SDレビュー・SD賞、04年福岡県美しいまちづくり賞大賞、04年長春市南部中心城区発展計画コンペ最優秀賞、05年グッドデザイン賞、07年福岡県美しいまちづくり賞建築賞など受賞多数。