私は、広告を作ることを生業としています。

グラフィック広告を中心に、企業のブランディング、営業戦略、コンサルティングなどをトータルに考えたデザインを生み出しています。広告を作る上で、わたしたちには「できないこと」がいくつかあります。体裁だけを整えること。作品としての広告をつくること。クライアントや消費者の目を欺くこと。つまり、嘘をつくこと、です。消費者は、嘘を見抜く天才です。小手先だけの手法やデザインの嘘はすぐに見抜かれてしまいます。だからこそ、本質的なことから目を背けたくないのです。商品の良さは商品そのものにあり、企業の良さは企業の中に必ずあります。その“良さ”を見つけだし、広告やデザインを通して消費者へ伝えていきたい。一過性のものではなく、企業や商品の将来の在り方を見据えながら、共に成長していきたい。それが、目指すべき広告なのだと考えています。そしてたったひとつだけ、わたしたちに出来ることがあります。本質を見つけだし、世の中へ伝える。つまり、“嘘をつかない広告”を作ることです。“本質を伝える広告”こそが、本当の意味での社会貢献に繋がると信じて、これからも真摯に広告制作に取り組んでいきます。

●プロフィール／1967年大分県生まれ、88年九州デザイナー学院、88年アンテナグラフィックアーツ、92年（株）仲畑広告制作所、96年（株）広告研究所、05年1月独立カジグラ開業、07年10月株式会社カジグラ代表取締役。●実績／JR九州、アミュプラザ長崎、九州観光機構、九州鉄道記念館、国立法人熊本大学VI、博多リバレインイニミニマニモ、マリンワールド、飲食店オープンツール等。●所属団体／NPO法人東京タイプディレクターズクラブ、福岡アートディレクターズクラブ（f-adc）、九州会、九州宣伝会議講師●受賞暦／97年朝日広告賞01年福岡広告協会賞大賞、02年広告電通賞金賞、03年福岡広告協会賞銀賞、04年福岡広告協会賞銀賞、05年福岡広告協会賞、銅賞06年福岡広告協会賞銀賞、06年ACC賞ゴールド賞